中国農業省の尹成傑次官は21日北京で、「各地では鳥インフルエンザを防止するため効果的な措置を講じ、一部地区では感染をコントロールしているものの、ウィルスの毒性が増強したなどの原因のため、鳥インフルエンザ防止の情勢は相変わらず厳しいものだ」と強調しました。
これは尹成傑次官が当日行われた記者会見で明らかにしたもので、尹成傑次官はまた、「現在、中国大陸の野鳥と中国を移動中の渡り鳥にはウィルス携帯の情況が厳しく、しかも、ウィルスの毒性は明らかに増強した。一方、中国大陸ではすでに鳥インフルエンザの人への感染が報告され、人間の健康への脅威は大きくなっている。」と述べた上で、「このような厳しい情勢に直面し、中国は防止の度合いを強化し、新しい感染の発生を断固として撲滅し、感染の拡大と蔓延を食い止め、鳥インフルエンザの人への感染を防止しなければならない」と強調しました。
報道によりますと、中国大陸では合わせて9つの省や自治区で鳥インフルエンザ感染が報告され、すでに14万羽の家禽が死亡し、2000万羽あまりが処分されたということです。
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