WHO・世界保健機関、FAO・国連食糧農業機関、OIE・世界動物保健機構、世界銀行が共同で開催した鳥インフルエンザ対策会議は7日、ジュネーブで開幕しました。
WHOのイ・ジョンウク(李鍾郁)事務局長は、「鳥インフルエンザによって引き起こされた人類のインフルエンザ大流行が近づいている。この事態を前に、いかなる国も自分の事ばかりを考えず、全世界が直ちに対策を打ち出さなければならない」と述べました。
中国の代表が発言の中で、「中国は、国際機関や関連の国と協力したい。鳥インフルエンザ予防協力を高め、地域協力を強化したい。そして、先進国が鳥インフルエンザが発生した国と地域、特に発展途上国への援助を拡大し、きちんとした監視や早期予防メカニズムを確立し、科学技術の難関にいどみ、鳥インフルエンザを予防するよう提案する」と強調しました。
別の報道によりますと、世界銀行は7日に、「鳥インフルエンザの大流行は先進国の経済に5500億ドルの損失をもたらす可能性がある」と研究報告を発表しました。
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