本部をパリに設置している世界動物衛生組織は5日声明を発表し、「ある発展途上国では必要な予防措置が欠けているので、鳥インフルエンザが繰り返し発生する恐れがあり、これらの国を援助しないと、他国も終始鳥インフルエンザの脅威に直面する」と明らかにしました。
この声明は、また「工業化の進んだ養殖場で鳥インフルエンザがめったに発生しないのは、予防措置をきちんとしているからだ。一方、ある村落や家庭式養殖場では、飼育の家禽が病気にかかった鳥と接触する可能性が高い。このような飼育方式が普通になっている発展途上国は、鳥インフルエンザの蔓延を阻止する措置が乏しい」とした上で、鳥インフルエンザの発生した発展途上国を援助するよう国際社会に呼びかけました。
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