ギリシャのバシアコス農業開発・食糧相は17日、「ギリシャで初の鳥インフルエンザ感染例が発見された」と発表しました。
それによりますと、エーゲ海東部の離島でH5型の鳥インフルエンザに感染した七面鳥が発見され、インフルエンザは病原性の高いH5N1型であるかどうかを確認するため、感染した七面鳥の組織を分析しています。
ギリシャ政府は全国範囲で緊急措置を実施しています。
欧州委員会はウイルス・サンプルをイギリスのウェーブリッジ検査機関に送付するようギリシャ政府に要求し、WHO・世界保健機関の要請に従い、抗ウイルス剤を充分備蓄するようEU諸国に求めました。
フリュッセル本部の記者会見でフィリップ・トッドスポークスマンは「WHOは少なくとも25%以上の住民に供給できる抗ウイルス剤を備蓄するよう加盟国に提案した。EU全加盟国は鳥インフルエンザの流行に迅速に対応できるため抗ウイルス剤の備蓄を拡大する必要がある」と強調しました。
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