日本の小泉純一郎首相は17日午前、A級戦犯が祀られている靖国神社を参拝しました。2001年に就任して以来、靖国神社を毎年のように参拝する小泉首相にとって、今回は5回目の参拝となります。
過去4回と異なって、小泉首相は、政治家専用に設けられた門からではなく、一般参拝者と同じ道から拝殿に向かいました。また、礼服や紋付きはかま姿ではなく、背広姿で、本殿には入りませんでした。小泉首相のこうした行為は、「私的参拝」を強調するためとみられます。
小泉首相が衆院選で圧倒的な勝利を収めた後、自民党内部では、年内中に首相の靖国神社参拝がささやかれていました。これを受け、日本の与党、野党及び国民からは、アジア各隣国との関係悪化を懸念して、参拝の中止を求める声が出ており、大阪高等裁判所も、首相の参拝は憲法違反だとの判決を下しています。
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