日本国財務省がこのほど公表したデータによると、6月末時点の中国の外貨準備高は香港を含めた数値で計8379億ドルとなり、初めて日本の8340億ドルを上回り世界でトップとなった。5月末までは5年8カ月連続で日本がトップであった。
日本側の公表では、6月末時点の中国大陸部の外貨準備は7159億ドル、香港は1220億ドル。この数値は、中国政府の公式発表の数字と若干の食い違いがある。中国人民銀行(中央銀行)の発表によると、2005年6月までの外貨準備高は7109.73億ドルで、香港金融管理局の同じ時期の1220億ドルを加算すると、8329.73億ドルとなっている。
専門家は、上半期の月ごとに増大している状況から見て、中国の外貨準備高が確実に日本を上回るのはもはや時間の問題に過ぎない、としている。
9月末までの中国大陸部の外貨準備高はすでに7500億ドルを上回っていると見られており、香港の1228億ドルを加算すると、日本の同時期の数値を上回っている。
今年の年末には、中国大陸部の外貨準備高だけでも日本のそれを上回る可能性があるという見方さえある。
「チャイナネット」
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