小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対し、日本の野党各党は17日午前、一斉に強く反発しました。
民主党の(はとやまゆきお)鳩山由紀夫幹事長は「戦争を賛美するために国が作った施設だという靖国神社の本質を分かっていない。戦没者慰霊は詭弁(きべん)に過ぎない」と表明しました。民主党の前原誠司代表は「大阪高裁で違憲判決が高裁レベルで初めて出ており、政教分離の原則からも(参拝を)考え直すべき時期に来ている。」と述べました。
共産党の志位和夫委員長は記者会見で「戦後60年という節目の年に、自らの信条を国の利益の上に置く態度だ。」と批判しました。
社民党の(またいちせいじ)又市征治幹事長は「首相自ら憲法を踏みにじっている。意固地になって、アジアの人たちへのおもんぱかりをまったく無視している」と記者団に語りました。
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