IMF・国際通貨基金のロドリゴ・ラト総裁は22日、「国際石油価格の高騰は全世界の経済成長を脅かしている」と改めて強調しました。

　ラト総裁はIMFと世界銀行の年次総会開催前夜の記者会見で、「現在、世界の石油価格の高騰は石油需要の増加だけでなく、供給不足、特に精製能力不足にもよるものだ」と指摘しました。

　ラト総裁は、「石油価格の持続的高騰は、世界経済に重大なインフレ圧力をもたらす可能性がある。従って、各国政府は通貨政策と財政政策を制定する時この問題を考慮しなければならない」と強調しました。