本部をロンドンに置く国際戦略研究所(IISS)は6日、「技術の面から言えば、イランは最短で5年以内に核兵器を製造できる能力を持つ可能性がある」との報告書を発表しました。
報道によりますと、同研究所のジョン・チップマン所長は報告書の発表会で、「イランは国際社会の反対を無視して核兵器に対する慎重な態度を放棄すれば、2010年に核ミサイル一基の製造に必要な高濃縮ウランを製造できるかもしれない」と述べました。
チップマン所長はまた、「国際社会の外交努力の流れは、イランが全ての顧慮を放棄し核兵器の開発能力を求める方向に行くべきでない。この点は非常に重要である。現在、イランは直ちに核兵器の製造能力を持つことはない」と指摘しました。
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