ウィーン駐在のアメリカ外交官は3日「IAEA・国際原子力機関がイランの核問題に関する報告書を前日提出したことを受けて、アメリカは、イランの核問題を国連安保理の審議に提出することをIAEA理事会に要求するつもりだ」と述べました。
オーストリアのマスコミがこのアメリカ外交官の話として伝えたところによりますと、IAEAの報告は、イランがその核兵器開発計画を実施を継続していると書いているが、イランがウラン転換作業を中止しなければ、IAEA理事会はこの問題の審議を国連安保理会議に付すべきだとアメリカとEUは一致して強調するとしています。
IAEAは2日の報告で、イランが先月ウラン転換作業を再開してからすでに約7トンの六フッ化ウランを生産しているとしています。
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