日本の東京大学は30日に記者会見を開き、株式会社アサツー ディ・ケイからの寄付金により、「東京大学 アサツー ディ・ケイ中国育英基金」を設立し、2006年4月より運営を開始すると発表した。運営期間は2017年10月までで、事業費総額は3億1760万円に達する。「中国青年報」が伝えた。
同大の小宮山宏総長によると、同基金は、中国の大学の優秀な卒業生を東京大学大学院修士課程に受け入れ、中日両国の留学生交流の促進を図るとともに、学術交流の観点から長期的な日中の望ましい関係を構築することを目的としている。
アサツー ディ・ケイは、1979年に前身の旭通信社の稲垣正夫代表取締役社長(当時)が日中友好広告視察団団長として訪中し、現在は中国に16の現地法人を展開するなどして、中国と深い関わりを持っている。同社は来年3月に創立50周年を迎え、同基金を記念事業の一環とする予定。
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