彼は、自分の曲は自分で制作します。元作曲家だけあって、非常にオリジナリティを感じさせる曲を作っています。ラップとR&Bをベースにした、彼独特のメロディラインがあるように思います。同時に、いろんな音楽ジャンルにチャレンジしています。たとえば、中国の古典音楽を積極的に取り入れているのも特徴です。
周傑倫は、最近、待望のニューアルバム『依然範特西』をリリースしました。このアルバムは、各音楽チャートでトップを独占しています。このタイトルですが、日本語に訳すと「やっぱりファンタジー」。実は彼の2枚目のアルバムが『ファンタジー』というタイトルだったんですが、「自分の音楽スタイルは変わっていない」という思いを込めてつけたんだそうです。こうした強い意志が、ジェイ・チョウの魅力だと思います。
お勧めの曲<千里之外(千里離れて)>
この曲は、台湾の実力派歌手・費玉清とのデュエット曲となっています。費玉清は、10数年前から台湾で活動しているベテラン歌手ですが、ラブバラードを歌い上げるポップス歌手のイメージが強くて、R&Bを得意とするジェイ・チョウとデュエットして大丈夫なのか?と思いました。でも意外なことに、2人のハーモニーは非常にいい感じだったので驚きました。
<曲目>
1. 千里之外(千里離れて)
2. 聴媽媽的話(ママの話を聞こう)
3. 夜的第七章(夜の第7章)
4. 心雨
5. 本草綱目
6. 白色風車(白い風車)
7. 紅模[イ方](真似)
8. 菊花台(菊の花壇)
9. 迷迭香(誘惑の香り)
10. 退後(後戻り)
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