マレーシア出身で、現在台湾で活躍中の張智成(ゼッド・チェン)は2年ぶりのニューアルバム「愛情樹(ラブ・ツリー)」をリリースしました。今回、そのニューアルバムのキャンペーンで北京入りしたところを取材させてもらいました。彼は、2001年のデビュー以来、オリジナルアルバム4枚とベストアルバム1枚をリリースしています。「凌晨三点鐘(朝三時)」など、数々のヒット曲を送り出しています。
今回のアルバムは彼にとって通算5枚目で、昨年にはすでに完成していたものです。もともと収録曲は10曲でしたが、何か物足りない感じがあったため、今年になって新たに新曲2曲を追加して、全12曲入りのアルバムにしたそうです。センチメンタルな曲が多いですが、全体的にアレンジを素朴にして、素直な気持ちを表現したいと思って作ったアルバムだということです。
【アルバムのお勧め】
♪曲1:「愛情樹(ラブ・ツリー)」
ニューアルバムのタイトル曲で、R&Bの要素を取り入れたバラードです。R&Bのアレンジが非常に心地いい、聞いていて落ち着くナンバー。
♪曲2:「快楽(ハピネス)」
一押しのナンバー「快楽(ハピネス)」。ロマンチックな曲で、後半のサビの部分で歌詞が広東語になっています。北京語と広東語がミックスされたおもしろい曲です。ゼッド・チェンは初めて広東語の曲に挑戦したそうで、台湾だけでなく、広東語圏にも活躍の場を広げたいという狙いもあるようです。
♪曲3:「放ニー的真心在我的手心(君の真心を僕の手のひらに…)」
このアルバムには、カバー曲が3曲収められています。その中の1曲、台湾の人気民謡歌手・葉歓(イェホァン)のヒット曲のカバーがお勧め。曲の最後に子供たちが歌ったコーラスも入っていて、とてもかわいかったです。
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