<日本語題> ザ・バンケット
<英語題> the banquet
【キャスト】
章子怡(チャン・ツィイー)
出身地:北京
生年月日:1979年2月9日
出身校:中央戯劇学院
オフィシャルサイト:www.helloziyi.com(中国語)
シャンプーのCMや雑誌の表紙など、日本でもおなじみの中国人女優。
1998年、新人女優でありながら張芸謀(チャン・イーモウ)監督に大絶賛され、『我的父親母親(初恋の来た道)』という映画の主役に抜擢されたことで、話題を呼びました。
彼女のキャリアは出だしからラッキーだったといわれています。その後も、1999年、ハリウッドで活躍する李安(アン・リー)監督の『臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)』に起用され、いきなり世界で注目を浴びるようになりました。
いまや、ハリウッド進出したり、アカデミー賞授賞式のプレゼンターを務めたりして、世界のセレブへとたくましくステップアップしています。最近では、ハリウッド映画『サユリ』へも出演して、再び話題の人物となりました。
彼女自身いわく「走り出したら止まらない」のだそうで、今後ももっともっと大きな世界へチャレンジしていってほしいなと思います。
【主な出演作品】
1999年『我的父親母親(初恋のきた道)』
2000年『臥虎蔵龍(グリーンデスティニー)』
2001年『ラッシュアワー2』(米)
2001年『蜀山伝(天上の剣)』
2002年『武士(MUSA)』(中韓合作)
2002年『英雄(HERO)』
2003年『紫蝴蝶』
2004年『十面埋伏(ラヴァーズ)』
2004年『2046』
2005年『オペレッタ狸御殿』(日)
2005年『サユリ』(米)
2006年『茉莉花開(ジャスミンの花咲く)』
葛優(グウ・ヨウ)
生年月日:1957.4.19
民族:モンゴル族
出身地:北京市
中国でおなじみの喜劇役者。彼は馮小剛(フォン・シャオガン)監督作品で何度も主演を務め、馮小剛(フォン・シャオガン)とのコンビも非常に好評で、今の中国映画にとっては欠かせないビッグ・スターの一人です。
【主な出演作品】
『盛夏和的未婚夫(仮題:盛夏和のフィアンセ)』(1985)
『代号"美洲豹"(ハイジャック/台湾海峡緊急指令)』(1989)
『黄河謡(仮題:黄河の歌)』(1991)
『離婚大戦(仮題:離婚大合戦)』(1992)
『覇王別姫(さらばわが愛/覇王別姫)』(1993)
『活着(活きる)』(1993)
『秦頌(異聞 始皇帝謀殺)』(1996)
『有話好好説(キープ・クール)』(1997)
『甲方乙方(甲と乙)』(1997)
『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』(1998)
『没完没了(仮題:ネバー・エンド)』(1999)
『大腕(仮題:ビッグ・スター)』(2002)
『カ拉是条狗(我が家の犬は世界一)』(2003)
『手機(仮題:携帯電話)』(2003)
『天下無賊(仮題:渡る世間に鬼はない)』(2004)
呉彦祖(ダニエル・ウー)
生年月日 : 1974年9月30日
サンフランシスコで生まれ、1995年、旅行で香港に来たのをきっかけに、モデルに抜擢され、芸能界入りを果たしました。大学の専攻は建築だったといいます。卒業後、1997年に楊凡監督にスカウトされ、「美少年の恋」という話題作で主演を努め、俳優デビューとなりました。
【主な出演映画】
1998年 「玻璃之城(玻璃(ガラス)の城) 」「美少年之戀(美少年の恋) 」
1999年 「特警新人類(ジェネックス・コップ) 」「玻璃樽(ゴージャス) 」
2000年 「公元2000(電脳警察サイバースパイ) 」
2001年 「重装警察HIT TEAM(重装警察) 」「野獣之瞳(野獣の瞳)」「遊園驚夢(華の愛 遊園驚夢) 」「北京樂與路(北京ロック)」
2002年 「偸窺無罪」「赤裸特工(レディ・ウェポン) 」
2003年 「妖夜迴廊」「尋找周杰倫(ジェイ・チョウを探して) 」
2004年 「魔幻厨房(マジック・キッチン) 」「大[イ老]愛美麗」「旺角黒夜(ワンナイト イン モンコック) 」「A-1頭條」「新警察故事(香港国際警察 NEW POLICE STORY) 」「80日環遊世界(80デイズ) 」
2005年 「精武家庭」「三岔口(ディバージェンス~運命の交差点~) 」「長恨歌」
周迅(ジョウ・シュン)
1974年10月18日生まれ。
出身地:浙江省
1991年にシェ・ティエリ監督『古墓荒齋』で映画デビュー。95年、陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『花の影』の踊り子役、97年、『始皇帝暗殺』の盲目の少女役に起用されたことで、多くのファンを集めました。今は、中国大陸はもとより、香港、台湾と活動の場を広げ、映画やテレビドラマなど多くの分野で大活躍中。アジアを代表する若手女優として、海外映画界でも多くの賞を受賞しています。
【主な出演作品】
『古墓荒斎(仮題:おばけ屋敷)』(1991)
『女児紅(仮題:女児紅)』(1994)
『風月(花の影)』(1995)
『小嬌妻(仮題:かわいい奥さん)』(1995)
『刺秦(始皇帝暗殺)』(1997)
『蘇州河(ふたりの人魚)』(1999)
『那時花開(仮題:あのころの花)』(1999)
『自行車(北京の自転車)』(2000)
『香港有個好莱塢(ハリウッドホンコン)』(香)(2001)
『巴爾扎克与小裁縫(小さな中国のお針子)』(2001)
『煙雨紅顔(仮題:雨の日の恋)』(2002)
『恋愛中的宝貝(仮題:ベイビー・イン・ラブ)』(2004)
『美人依旧(仮題:とわに美人)』(2005)
『鴛鴦蝴蝶(仮題:オシドリとチョウチョウ)』(2005)
『如果・愛(仮題:パーハップス・ラブ)』(2005)
【スタッフ】
馮小剛(フォン・シャオガン)監督
1958年北京生まれ。
「お正月映画ならフォン・シャオガン」と言われていて、『甲方乙方(甲と乙)』『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』『没完没了(ネバーエンド)』『大腕(ビッグスター)』『手機(携帯電話)』など、数々の名作を発表しています。
【主な監督作品】
『遭遇激情(仮題:激情との出会い)』(1990)
『大撒把(仮題:手を離して)』(1992)
『天生胆小(仮題:生まれつきの弱虫)』(1994)
『甲方乙方(仮題:甲と乙)』(1997)
『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』(1998)
『没完没了(仮題:ネバー・エンド)』(1999)
『一声嘆息(仮題:嘆き)』(2000)
『大腕(仮題:ビッグ・スター)』(2001)
『手機(仮題:携帯電話)』(2003)
『天下無賊(仮題:渡る世間に鬼はない)』(2004)
【ストーリー】
一言でいうと、中国版ハムレット。ストーリーも人物の設定も、このハムレットを下敷きにしているということです。
舞台は、紀元前の中国、「越」という国。王子である無鸞は、幼馴染みの婉に思いをよせていましたが、父の国王が婉を娶ってしまいます。これをきっかけに、無鸞は性格が暗い男になってしまいます。そんなある日、国王が蠍にかまれて亡くなり、同時に無鸞も何者かに命を狙われるという事件がありました。国王が死んだ後、王位についたのは、国王の弟。つまり、無鸞のおじ。そして、王妃の婉は、今度は無鸞のおじに嫁いでしまいます。その後の無鸞の復讐劇が、この映画の見どころとなります。
【レビュー】
人気映画監督・馮小剛(フォン・シャオガン)の最新作として、非常に注目されていました。衣装やセットがものすごくきれいで、見ごたえがあったという評判もありました。
馮小剛(フォン・シャオガン)というと、コメディ映画を撮る監督というイメージがありますが、今回は、初のアクション映画、しかも、初の時代劇に挑戦しました。出演者も、これまで彼の奥さんである女優の徐帆(シューファン)をよく起用していましたが、今回は、オールスターキャストです。章子怡(チャン・ツィイー)、葛優(グウ・ヨウ)、香港の呉彦祖(ダニエル・ウー)、そして、周迅(ジョウ・シュン)と黄暁明(ホァン・シャオミン)。特に、ハリウッド作品が続いていたチャン・ツィイーは国内映画が久々なので、さらに話題性が高まります。
(編集:コオリ・ミン)
|