時は「清・嘉慶15年」。
紫禁城の中、静かに激しい女の戦いが続いています。
春、民間から選ばれた350人の美女は、「秀女(后妃の候補)」として、皇宮に向かって出発してきました。
秀女の中に、何人かの非常に美しい女性がいます。
一人は「玉エン」と言います。父親は貴族で、美人だったことから、ほかの人に嫉妬され、悲しい目に会いました。
そして「尓淳」という秀女もいます。もともと家なき子ですが、義理の父親「万田」の手で育てられ、皇帝の寵愛を求めることは、人生の目標でした。
万田は若い時、自分の権利を使って、大金を集めました。年を取れば取るほど、自分の罪を感じて、皇帝からの罰を怖がっています。唯一の方法は、自分の強い見方、つまり皇帝が愛する后妃を作って、自分を守ることです。
大奥の高級使用人「安茜」。とても心優しい人です。25歳の誕生日を経て、家に戻れる事を楽しみにしています。昔、大奥の使用人は26歳を超えて、皇帝の目に掛けられなかった人は家に帰れるという規則があります。
「孫白揚」という医者がいます。この人は面白い人で、女性の中に人気ものです。しかし、孫白揚は自分の信念で付き合っている子がいて、後宮のたくさんの女性に好まれていても、原則はちゃんと守っています。
大奥に入ったばかりの秀女たちは、皇帝に会うたびに精一杯寵愛をうけようと頑張っています。そのため、いろんな手段を使っています。
周囲の秀女たち以外、皇后、そして皇帝が一番好きな如妃も新人たちのライバルになっています。
さて、この大きな紫禁城の中で、これらの美女たちは、いったいどんな波襴が待っているのでしょうか?
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