物語は中国の宋朝の時代に遡ります。
主人公の戚少商は、「連雲寨」(日本の新撰組のような組織)の頭です。腕っぷしが強くて、人柄が良くて、人々に「九現神龍」と呼ばれていました。
ある日、戚少商は砂漠の宿で、ある青年と出会います。青年の名は、顧惜朝。整った顔立ちで、学問にも秀でていました。夜通し話をしてから、戚少商は自分よりむしろ顧惜朝のほうが頭に相応しいと思いました。才能があれば、相応の職場を提供すべきという考えに従って、戚少商は頭の座を譲りました。
しかし、就任式のとき、顧惜朝は急に刀を抜き、戚少商に襲いかかりました。同時に、朝廷の軍隊も連雲寨に押し入り、大乱闘が始まりました。その結果、戚少商と身近に仕える何人かの組員が逃げ出しましたが、他はほぼ全滅となりました。
いくら正義を叫んでも、国を守ると言っても、正規軍以外の武装組織はやはり朝廷には認められません。だから、その取締りが必要でした。そして、顧惜朝こそ、その取締りの行動の担当者となったのです。
戚少商の逃亡生活が始まりました。軍の追っ手から逃げながら、復讐のチャンスを探します。
そんな戚少商を殺すため、顧惜朝は、朝廷の大軍を集めて、戦いに備えます……
このドラマに出演する二人の俳優はともに、今の中国におけるスーパースターです。
戚少商役の「張智霖」は、1971年8月27日生まれ、香港出身。180センチ、64キロです。性格は「明るい」ようですが、プライベートの時間が全て謎です。1992年、「沖天小子」でドラマデビュー、これまで、数え切れないほどのドラマ、映画に出演しました。
顧惜朝役の「鐘漢良」は、1974年11月30日に生まれ、同じく香港出身です。182センチ、72キロ。性格は非常に明るくて、「小さな太陽」というあだ名の持ち主です。1990年、マクトナルドのCMでデビューしました。「恐ろしいくらい」?いい性格とやさしい声で、15年間、ずっと芸能界で活躍しています。
|