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「おじさん、5人前お願い」 |
深夜になってやっと食事 |
地震被災地の食事配給を支援するため、北京のホテルやレストランで働く料理人100人が先週、四川省彭州市の小魚洞地区に入りました。
料理人たちは24日午後3時、北京から飛行機で成都入りし、すぐに彭州市小魚洞地区の大楠村に向かいました。一行は途中、倒壊したり廃墟になった建物を十数キロにわたって目撃したとのことです。また、地震発生以来、被災地では乾パン、ビスケット、即席めんなどの「非常食」しか口にできない状態だと聞かされました。
被災地の人々に少しでも早く、おいしい食事を届けたいと、料理人たちは現地入りしてすぐに、直径1メートルの鍋を火にかけました。そして、北京から運んできた新鮮な野菜を入れ、炊き出しを開始しました。
四川省出身の料理人・趙茂林さんは、「こんなに大きな鍋で料理したのは初めてだ。調理環境や材料などいろいろ限られているが、料理のうまさは保証する」と、過酷な条件にありながらも料理の腕の自慢は忘れません。
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厳しい状況でも食品安全は手を抜かない |
現地入りしてすぐ、料理の支度開始 |
「やっと温かいご飯を食べられる!」
久しぶりの温かなご飯の香りに誘われて、長い列ができました。北京からの料理人だと聞いて、中には「北京のジャージャー麺を食べたい」と注文する子供もいました。
午後8時、満腹になった住民たちは、それぞれの仮設住宅に戻りました。しかし料理人たちはこの日、北京からの飛行機の機内食以外、何にも口にしていませんでした……
100人の料理人は現地で2週間、食事の提供を支援する予定です。北京からはその後も、第2陣の料理人チームが現地入りする予定です。(翻訳・編集:鵬)
注:
ジャージャー麺とは北京の名物料理で、油で炒めた具入りの肉味噌をかけた麺です。
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