北京オリンピックの聖火リレーは、中国南部の海南省から広東省に入りました。南国の高温に住民の歓迎熱が混じり合って、地元は、オリンピックの「熱気」に包まれています。
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収容者1000人が五輪マークと「北京2008」の人絵 |
自作の聖火トーチで 聖火リレーを体験 |
一方、そこから3000キロ離れている聖火リレーの終点、北京には、聖火への期待に心を馳せる「特別な」人たちがいます。刑務所に収容されている受刑者たちです。
一般の人のように、家族や友達と一緒に街に出かけて聖火を迎えることはできません。しかし、一中国人として自国で開催されるオリンピックを期待し応援する気持ちは皆同じ。
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刑務所での「聖火リレー」で、 故郷への思いに 涙した人が多くいた |
撮影も自分たちで! |
女性収容者による 五輪応援団 |
国民全体がオリンピックを祝う中で、受刑者たちを置き去りにしませんよ、と北京市の各刑務所は去年から、さまざまなオリンピック祝賀イベントを行っています。テーマは「オリンピックを体験し、新たな人生に向う」。
世界各国を回って「平和と愛」を伝えつづけてきたオリンピックの聖火は、きっと、これら社会から隔離されている人たちにも愛と感動を届けると思います。(鵬)
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