中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
中国、地震予知技術の開発を強化 
   2007-08-08 15:56:04    cri
 自然災害の中、地震災害が最もひどいものです。多くの国では、地震予知技術は重要な研究課題の一つです。それで、中国は先進的な観測手段があるのでしょうか、その発展状況はどうなっているのでしょうか。

 中国は世界的にも地震多発国です。中国地震局の統計によりますと、破壊性を持つ陸上地震の三分の一は中国で発生し、中国の各省でもマグニチュード5以上の地震が発生したことがあります。このため、中国政府はこれまで、地震の予知技術開発に力を入れ、関連データーを収集し、地震観測ステーションの建設を積極的に行っています。

 現在まで、中国は20回にわたった効果のある地震予報を行いました。例えば、1975年、中国は東北遼寧省海城県の大地震を成功に予報しました。これは人類の歴史における被害を大いに減少した効果的な予報でした。これについて、中国地震局の陳建民局長は

「私たちは地震発生前に、確率が一番高い予報を行った。これによって、被害を大いに減少した。専門家は、予報がなかったら、死者は10万人を超える可能だと見ていた。しかし、実際では、死者がわずか1300人でした」と述べました。

    

 しかし、地震予知は容易なものではありません。海城地震の予報成功から1年経ったばかりの後、河北省の唐山で、大地震が発生し、24万人が遭難しました。これは明確な予報がなかったからです。

 これについて、陳建民局長は「この災難は地震科学研究者に警告を出した。地震予知の研究は想像以上複雑なものだ。地震は約地下15キロぐらいで発生するので、近代科学が発展している今日、人間は天文望遠鏡を借りて、数百億光年の遠方の天体を見えることが出来るようになったが、地殻変動の観測は難しいものだ。現在、ボウリングの深さは僅か12キロしかできず、震源の状況を知るのは難しい」と語りました。

 多くの困難を前に、地震研究者は研究に励んでいます。現在、中国では、すでに1200ヶ所以上の地震観測ステーションが建設されました。研究者は観測や地殻変動の分析、地下水位、重力などのデーターを通じて、間接的に地殻変動の状況を観測し、地震の前兆をとらえ、予報を行う基礎を作りました。これについて、中国地震局観測研究所の張国民さんは、「現在、中国の短期予報の確率は10%に達し、世界の前列に入った」として、次のように述べました。

「例えば、1996年、新疆のジャシ(伽師)地震の場合、自治区政府を通じて、地震の警報を出して、地震発生直前に15万人を家屋の外に避難させていた。しかし、中国は世界各国と同じように、地震予知のレベルと予報の成功率がまだ低い」と話しました。   

科教と衛生
v 中国、医者に対する養成を強化 2007-08-01 10:47:55
v 科学技術、北京オリンピック報道で重要な役割を果たすへ 2007-07-25 15:31:09
v 義務教育に熱心する張万文さん 2007-07-11 11:07:13
v 中国、「グリーン箱環境保護計画」を実施 2007-07-04 11:12:52
v 中国、「国家科学技術支援計画」を実施 2007-06-27 15:05:22
v 青蔵鉄道、高原の生態環境保護を重視 2007-06-20 17:16:34
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |