頭脳労働は筋肉を使うことが少なく、主に頭脳を使っていることから、食事で栄養を摂ることによって大脳の労働効率を向上させることが必要です。
科学者の研究によりますと、大脳は血糖の多少に非常に敏感で、毎日、およそ116~145グラムの糖が必要です。血糖値が下がると、脳の酸素消費量も減少し、軽い症状ではめまいや体のだるさを感じることなどがあり、重い場合はぼおっとして意識が薄れることがあります。したがって、一定の血糖値濃度を保つことが大脳の機能を保つ上で非常に重要です。
また、脳細胞が代謝を進めるために大量の蛋白質の補充が必要です。実験が証明しているように、蛋白質を含む食べ物を多く食べれば、大脳は活発に活動します。食事で蛋白質を多く摂ることにより、大脳皮質の興奮作用や抑制作用を強めることができます。しかも、蛋白質は脳細胞が代謝する中で生み出したアンモニアの毒性をなくし、大脳を保護する役割も果たします。
糖類と蛋白質のほか、 ケファリンとレシチン、ビタミン、微量元素などを補給する必要があります。
頭脳労働に必要な食物:
1、炭水化物を多く含むもの:米、小麦粉、粟、トウモロコシ、アカナツメ、リュウガン、蜂蜜など。
2、良質な蛋白質を多く含むもの:卵、乳類、魚類、家禽、赤身、大豆など。
3、不飽和脂肪酸を多く含むもの:植物油、ヒマワリの種、カボチャの種、落花生、スイカの種、クルミ、魚、エビなど。
4、ケファリンを多く含むもの:ブタの脳、ヒツジの脳、ニワトリの脳など。レシチンの多い食物は主に、卵黄、大豆およびその製品です。
5、ビタミンAを多く含むもの:レバー、乳製品、卵、ニンジン、ニラ、コンブ、キクラゲなど。
6、ビタミンB群を多く含むもの:穀類、豆類、落花生、クルミ、ゴマ、シイタケ、野菜、卵、乳類、肉の赤身、動物の内臓、酵母、タウナギなど。
7、ビタミンCの多いもの:新鮮なナツメ、キウイフルーツ、柑橘類、レモン、ザボン、カリフラワー、緑葉の野菜、トウガラシ、トマトなど。(訳:玉)
|