緑豆のスープは暑気を払い、熱を取除き解毒するなどの効果があります。夏になると、人々はいつも緑豆のスープで暑気を払います。しかし、どのようにして食べれば効果がさらに良いのか、人々はあまり知識がありません。実は、暑気を払う効果は緑豆の皮にあり、解毒する効果は豆にあります。症状に応じてそのスープを飲むと良い効果があります。
暑気を払うことを目的として緑豆のスープを飲む場合、豆は一緒に食べないほうがいいと言われています。スープだけを飲んでも非常にいい効果があります。煮る時間はあまり長くないほうが良いのです。生の緑豆を生水に入れて沸騰させ、強火で5、6分煮ればいいです。また、緑豆はその他の食べ物と一緒に料理すれば、その効果がさらに良くなります。例えば、暑気あたりを予防するためには、緑豆とスイカズラの花(乾燥したもの)のスープを飲めば良い効果があります。その作り方は、緑豆100グラム、スイカズラ30グラムに適量の水を加えて、10分ぐらい煮て、このスープを飲めば暑気を払うことができます。
また、良く煮た緑豆とそのスープを一緒に食べれば、良好な解毒効果があります。また利尿作用がありますから、食物や薬で中毒を起こした場合、これを飲めば体内の毒素を除去する効果があり、天然痘などにも一定の治療効果があります。このほか、緑豆、キバナフウチョウソウ、ナツメをそれぞれ適量取り、水で煎じた後に飲めば、嘔吐や下痢を治療できます。また今日では、いつも緑豆のスープが補助的に解毒に用いられます。例えば、日常の食事の時、緑豆を多く飲めば、鉛の毒を除く効果があります。また血圧やコレステロール値を低下させ、動脈硬化を防止する役割もあります。(訳:玉)
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