明朝の永楽年間(15世紀初頭)、ここは、瑠璃を作る工場だったので、瑠璃廠という名前がつけられました。現在の瑠璃廠は、筆、硯、墨、紙の文房四宝と印章、書画骨董などを扱う街として知られれています。おそらく外国人が想像する「中国」がここにあるんじゃないかと思います。もちろん、ここの街づくりが清朝の街を真似して作られていることもあって、その魅力のひとつでもあります。毎日多くの観光客でにぎわっているところです。
瑠璃廠の最寄駅は、地下鉄環状線(2号線)の和平門駅です。下車して地上に出ると、ここにも北京ダックの全聚徳が建っています。さらに南下すると、前方に大きな歩道橋が見えてくきますが、この歩道橋の両側が瑠璃廠です。
瑠璃廠は、南新華街をはさんで東西に伸びる一本道の両側に広がる街です。東側は店構えの整った街で、同じような大きさの店が整然と並んでいます。西側の入り口付近も同じような作りの街並みだが、奥のほうに進んでいくと屋台や小さな店が並んでいて、ここでは「がらくた」のような雑貨も扱われています。
【お勧めの店】
栄宝斎:
筆、硯、墨、紙の文房四宝や書画などを扱う老舗。ほかには便せんや印章なども人気が高い。
中国書店:
古書や地図などもたくさんも扱う老舗本屋。
|