栄養学者はよく「若さを保つ食べ物は・・・」と言いますが、実際、それを続けていくことは簡単ではありません。でも逆に言えば、続けていけば効果が上がることが多いといえます。
「腹7分」で心臓が10年若返る
アメリカでの実験によりますと、実験用のネズミに毎日30%ずつ食べる量を減少させると、30%寿命が延びたということです。また痩せている人の心臓は太っている人の心臓より10年から15年、若いということです。またその他の研究データから、カロリー摂取量を制限している人のインシュリンの量は、そうでない人より明らかに改善されており、DNAの破壊も減少するということです。研究者は、「食べる量を抑えることは血糖の上昇によってもたらされた組織破壊を減少し、炎症の発生率を低下させ、また老衰を招く"主犯"であるフリーラジカルも減少させられる」としています。
糖類は老衰を「促進する」
糖分の高い食べ物には大量のインスタントの糖類が含まれており、短い時間内に血糖値を急速に高めます。これが長期間に及ぶと、糖尿病の発生を招き、老衰を加速するのです。素食を主とする昔の習慣に戻るほうがいいといわれるのは、そのためです。ただし、ジャガイモは食べ過ぎないでください。過剰にジャガイモをとると、糖尿病にかかる危険が30%増加するといわれています。グラハム、玄米、マカロニなどがいずれもいいということです。
野菜や魚類を多く食べるとよい
毎日、できるだけ種類の異なる野菜を食べてください。また、新鮮な魚介類を好む人が注意すべき点は、「魚介類なら何でも良い」というわけではないということです。我々の身体が必要とするのは、魚肉に含まれる不飽和脂肪酸だけです。不飽和脂肪酸はサケ、イワシ、マスなどに豊富に含まれています。また、良い脂肪酸はクルミなどの堅果、トウモロコシの油、ひまし油、オリーブ油などにも多く含まれています。
カレーを多く食べれば若さが保たれる
ガレーにはクルクミンという物質が含まれています。このクルクミンは抗老衰剤でもあります。インドでは、クルクミンはよく、傷口にあてがう薬品に使われます。
ビタミンDをよく補給してください
もしビタミンの補充が必要なら、専門家はビタミンDを摂取するようアドバイスしています。現在、およそ半数の人々はビタミンD不足といわれています。これにより、骨粗鬆症や動脈硬化、ガンにかかりやすいといわれています。
(訳:玉華)
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