遼寧省錦州医学院の塞冬教授は、「これまでの研究結果から、黒髪は銅の含有量が明らかに白髪より高い。「若白髪」の発生は体内の銅の欠乏と一定の関係がある」と述べています。なぜなら、銅は黒色素の合成において重要な役割を果たしているからです。したがって、白髪が早めに発生する人は銅を含む食品を多く摂取すべきだというわけです。

　銅が多く含まれる食べ物には主に、堅果、例えばクアズ、クルミなど、穀類、家禽、野菜、果物などがあります。

　食品の中で、「カキ」は銅の含有量が一番高いです。また、海産物、例えば魚介類や動物の肝臓もまた比較的、銅の含有量が多いです。調査によると、日常的に海産物を食べる人の体内中の銅は不足していないということです。

　また、医師は、血や腎臓にいい食べ物を多く食べて髪の毛を黒くするよう進めています。これらの食べ物にはクロゴマ、クロマメ、マメガキ、クロキクラゲなどがあります。ビタミンBの欠乏は「若白髪」になるもう一つの重要な原因で、この類の食品の摂取量を増やさなければなりません。ビタミンBが多く含まれる食品には穀物、豆類、ドライフルーツ、動物の肝臓、心臓、腎臓、及び乳類、卵、緑の野菜などがあります。

　このほか、タイロシンが多く含まれる食べ物を多く食べるほうがいいそうです。タイロシンは黒色素形成の基礎的な物質です。タイロシンが欠乏すれば、「若白髪」になりやすいので、タイロシンが比較的多く含まれる鶏肉、牛肉の赤み、羊肉、ウサギ肉などを多く食べるほうがいいということです。

　塞冬教授はまた、「米や穀類などの主食を食べない、またはあまり食べない人は栄養不良になりやすい。若白髪の大部分はこの原因によるもの。したがって、科学的でバランスの取れた食事をすることが非常に重要だ」と述べています。（訳：玉）