【プロフィール】 河北省承徳市生まれ、20歳。2003年、承徳職業学校卒業後、北京にやって来て、警備員や自動車学校の用務員を経験。06年2月から『新京報』の配達・勧誘員をつとめる。月給は約1400元。父親は承徳の鉄鉱工場の生産主任。母親は専業主婦、兄は北京の広告会社で働く。
『新京報』は2003年11月に創刊された北京の人気大衆紙。同紙の配達や勧誘の仕事は、業績を厳しくチェックされるため、蔡小強さんは毎日忙しい。毎朝自転車で新聞を配達したあと、自分の管轄区内をまわり、勧誘にいそしみます。
まだ若い蔡さんにとって一番辛いのは、朝早く起きることだそうです。4時45分から55分までの間に必ず起きられるよう、携帯電話のアラームを4回、分刻みにセットしているということ。この10分間の一分一秒は非常に重要なのだそうです。
いつも元気いっぱいの明るい性格。笑顔が香港の俳優、余文楽(ショーン・ユー)に似ていると周囲の人々に評判で、みんなに好かれています。
自分の生活に張り合いを持たせようと最近、短期目標を立てました。できるだけ早く北京の道に精通し、来年には軽トラックを使って配達するということです。そうすれば、もっと広い地域にもっとたくさんの新聞を配達でき、今の苦労を軽減できるからです。
【蔡さんの一言】新聞を配達したとき、お客さんから「ありがとう」という言葉をもらうのがとてもうれしい。
「人民中国」より
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