北京市中心部にある故宮は600年もの歴史を持っています。明と清の時代には、故宮は皇居でした。今、故宮には国内外から大勢の観光客が訪れます。
皇帝とその家族の住居や仕事場だった故宮の建物は鮮やかな紅色で塗られ、当時の華やかな宮廷生活を今に伝えます。敷地内には、お土産やさんや軽食の小売店が並び、終日、多くの人で賑わいます。この一角に登場した一軒のコーヒーショップが今、大きな論議を呼んでいます。今、中国の都市部に次々と出店を続けている「スターバックス」です。
文化財の景観保護か、観光客へのよりよいサービスか・・・。また観光地でのサービスとは何かという問題なども議論されています。
今週の番組は故宮の中のスターバックス騒ぎをお話します。
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