中国語検定試験の権威機関である北京語言大学漢語水平考試センターの関連責任者は、昨年12月21日、2007年から中国語能力認定試験「漢語水平考試験(HSK)」の試験内容を改訂することを明らかにしました。この改訂は、学習者のニーズをより満足させることが目的だということです。
この責任者によりますと、試験の主な改訂点は以下の通りです。
*第一、総合的な言語能力とコミュニケーション能力を重視する新たな試験項目を設けること。
*第二、現在のHSKの細かい等級区分を見直す。これまでの11段階から初級・中級・高級の三段階にし、各段階でそれぞれ「合格」と「優秀」の二種類に分けること。
*第三、それぞれの等級で会話と作文の二項目の主観的テストを追加。主観的テストにはコンピューターによる採点方式を導入すること。
改訂後の試験は、2007年4月から実施される予定です。2008年までは現行の試験と並行して行われ、2008年以降は完全に一本化されることになります。
現行のHSKは北京語言大学により1984年から研究・開発され、22年間で受験者は130万人にのぼり、すでに30以上の国々で現地試験が行なわれています。2001年に中国が世界貿易機関(WTO)に加入して以来、HSKの受験人数は毎年30%のスピードで増加してきました。
「人民網日本語版」より
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