【プロフィール】
河南省泌陽県生まれの27歳。1998年に中学校を卒業して北京へ。はじめは食堂のレジ係だったが、半年後、ある茶芸館で働き始める。その後、いくつかの茶芸館を経て、2002年から「紫竹」茶芸園でウエイトレスのリーダーとなる。両親は故郷で農業に従事、3年前に妹も北京へ来て、別の茶芸館で働いている。
田晶さんは勝ち気で向上心が強い女性です。同僚と近くの紫竹院公園でバトミントンやフラフープをして汗を流します。茶芸館のウエイトレスはスマートな体形を保たなければならないので、運動は欠かせません。最近、同僚と一緒に古筝(琴)を買い、自ら習い始めましたが、必ず上手になってみせると勢い込んでいます。毎朝はあまりお客さんが来ないので、仕事の準備が済んだら古筝の練習をします。空いている時間は無駄にしません。すでに何曲か演奏できるようになり、始めは半信半疑だった友人たちも彼女のことを笑うことはできなくなったという。
「紫竹」茶芸園に来る前の職場のマスターは、スタッフを大切に扱わず、彼女は理由もない叱咤にあきれ辞職を申し出ました。マスターに引き止められましたが、「こんなマスター、こちらからお払い箱よ」と決意を変えなかったのです。
現在、一番の希望は2008年北京オリンピック前までに北京に落ち着ける場所ーー幸せな家庭を作ること。そして可能ならば、自分で茶芸館を持ちたいと彼女の夢は広がります。
【田晶さんの一言】
「毎日平凡な仕事と生活の積み重ねだけど、自分の夢を実現するためにがんばるわ」
「人民中国」より
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