「プロフィール」
曹亜寧さん、北京市生まれ。職業高校卒業後、ホテル、旅行会社、パソコンショップなどに勤務。2001年から益友中和児童素質教育会社で総経理(社長)の補佐役を務める。父親は建築会社勤務、母親は早期定年退職し、現在は主婦。バス運転士の弟も曹さんも未婚のため両親と同居し、それぞれ毎月500元ずつ両親にわたして、家計の足しにしているのです。
曹亜寧さんは、手抜きをしない女性です。
旅行会社を勤めの頃には、「掃楼」(建物をくまなく回る)という飛び込み営業も仕事の一部で、ビラ配りをしなければならなかったという。
成果は目に見えないもののため、同僚の多くはいい加減に仕事をしていましたが、彼女は一戸一戸にくまなく足を運んだのです。そんな努力は報われるもので、オーストラリア旅行の契約を取ったことをきっかけに、営業成績は日に日にアップしました。いまでも彼女は、一番早く出社し、一番最後に退社します。週末に残業することも厭いません。
もちろん、人間味あふれる女性でもあります。後輩を弟や妹のようにかわいがるため、彼らも曹さんを「曹姉さん」と親しみを込めて呼んでいます。
好きな雑誌は、発行部数が八百万部以上と言われる総合雑誌『読者』。深い哲理を含んだ文章を読み、自分の栄養にしようとしています。
【曹さんの一言】
「いま忙しく働いて、一つひとつ積み重ねていけば、将来的には、のんびりできる日が来ると思う。だから毎日がとても充実していると感じられる」
「人民中国」より
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