「プロフィール」:1978年、北京生まれ。首都師範大学中国語学部卒業。123中学(中等部)分校3年の語文(国語)教師。雑誌社でアラビア語翻訳を担当後、総務を経て2000年に定年退職した母親との2人暮らし。
張晴さんは明るい性格で、中国の現実主義の個性的な作家・王朔に傾倒しています。新写実主義の女性作家・池莉も好きで、彼女の作品は、人間性を掘り下げて、様々な感情を交錯させているために、現実的に思えるということです。
好きな映画は、香港の有名映画監督・王家衛の作品『恋する惑星』。その映画手法に魅せられています。
自宅から123中学分校までは、自転車で30分かかります。1、2時間目は担当授業がなく、職員室で学生の宿題チェックと小テストの採点をします。空いた時間にウェブで調べ物をしたり、ニュースを読んだりします。昼休みは、同僚教師とともに弁当を注文し、映画雑誌をめくりながら昼食をとります。個別に質問に来る学生が絶えません。
週末には、友達と街をぶらつくのがお決まり。友達とよく行くカラオケでの十八番は、ゆったりとしたリズムで、独特な歌い方をする香港の人気歌手・莫文蔚の曲。友達との時間で、日々の生活でたまったストレスを一気に発散するという。
教師という職業に誇りを持ち、いま教えている中学生の純粋さにひかれています。しかし彼女は、自分の教師としての能力を試すため、9月の新学期から高校で教鞭を執ってみたいと思っていると話してくれました。
「人民中国」より
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