広東省は第11次五カ年計画(2006~10年)期間中、建設事業の「十大プロジェクト」として▽総合運輸▽エネルギー保障▽水利事業▽自主開発▽現代型重化学▽サービス業▽農村建設▽環境・生態保護▽文化発展▽セキュリティ??の10分野の整備を重点的に進めていく考えだ。
プロジェクトの具体的内容として、大型事業233件が計画されており、これら事業の投資総額は1兆5千億元に達する見込み。うち、第11次五カ年計画期間中の投資総額は1兆1千億元余りとみられる。
主な重点事業には▽湛江市東海島の1千万トン級鉄鋼生産プラントの整備▽広州市の自動車生産力を2010年までに年産100万台に増強▽大亜湾、広州、茂湛、汕潮掲、崖門口の各生産基地を結ぶ沿岸石油化学産業ベルトの形成??などが含まれる。
同期間中、広東省は域内総生産(GDP)成長率の目標値を9%以上に設定する。目標が達成された場合、2010年のGDPは2兆6300億元、1人当たりGDPは3万元に迫ることになる。
過去数年、広東省ではエネルギーの供給不足が表面化しており、同期間中にも依然として大きな問題になると予想されるが、省エネにも大きな潜在力がある。2010年には、GDP1万元を生み出すのに必要なエネルギー消費量を、0.86トンSCE(標準石炭換算量)とし、05年より約13%削減する計画だ。同期間のエネルギー削減率の目標は2.8%。(編集KS)
「人民網日本語版」
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