第57回フランクフルト国際ブックフェアーが23日閉幕した。中国外文局はこのブックフェアーにおいて、235の図書版権貿易を取り決めの交渉を行い、そのうちの198項目は輸出、37項目は輸入であった。そのなかで『中国の世界遺産』『三国演義(三国志物語)』『紅楼夢』『少林功夫(少林寺のカンフー)』『中国の民俗故事』及び中国語の習得に関する書籍など合わせて116の図書がアメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、ロシア、日本、スペイン、韓国、カナダ、ベルギー、ポーランド、コロンビアなどの国の図書発行バイヤーとの間で版権の輸出意向の取り決めに調印し、その他の82の図書はポルトガル、インド、ノルウェー、ブラジル、ウクライナー、イタリア、スリランカなどの国の図書発行商との間で版権の譲渡契約に調印した。
ブックフェアーの期間に、外文局はアメリカ、イギリス、スペイン、フランスなどの国の200余社の出版社と業務交流を行い、外国語書籍の販売業務を積極的に展開し、フランス、ドイツ、アイルランド、インド、スリランカ、スペインなどの国から3500余冊の書籍の注文を受け、取引額は1.2万ドルに達している。そのなかで、あるフランスの会社は『中国絵画三千年』『中国古代建築』『瑰宝』などの画集を各200冊ずつ注文し、販売状況を見て注文を追加することもありうることを明らかにした。
伝えられるところによると、外文局の出展図書は722種類で、今回のブックフェアーに出展された中国の図書の約三分の一を占めた。そのうち、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語、ハングル、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、ヒンディー語などの外国語版図書は中国の基本的概況、文化芸術、中国文学、中国の医薬、子供向け図書、中国語辞典類などの分野にわたるものがあり、中国が出版した外国語版図書の76%を占める。これらの書籍は我が国の外国向け書籍出版の実力と成果を充分に示すものであり、外文局の国際的イメージづくりにも役立つものである。これと同時に、外文局傘下の中国国際図書貿易総公司はまた国内30社余りの出版機構を組織して約100種の外国語出版物を出展し、中国の図書を世界にアピールすることに力を入れた。
「チャイナネット」
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