国土資源部の汪民副部長は15日に北京で開催された「2005年中国国際鉱業大会」で、「現在、各国の鉱業の相互依存性がますます深まっている。鉱業における交流と協力の強化は、各国共通の願いだ」と発言し、世界の鉱業の繁栄の効果的な促進に向けて3つの主張を提起した。
(1)国際鉱産物貿易の体制と規則の改善
世界貿易機関(WTO)制定の規則と制度に基づいて、鉱産物の輸出入に対する平等な貿易政策を採用し、貿易障壁を撤廃し、市場を相互に開放し、鉱産物貿易と鉱業における投資協力を一層強化する。
(2)各国の鉱業投資環境の共同改善
鉱業分野における二国間・多国間協力の規模を拡大し、協力レベルを向上させる。法律・法規を整え、外国企業の投資による鉱産物探査・採掘活動に対する政府の管理を規範化、透明化する。中国政府はWTO加盟時の承諾事項に基づき、「外国企業投資産業指導目録」を制定し、同目録と関連の法律・法規に従って、鉱業分野における外国企業の投資を管理している。同時に、国内企業と各国企業との間での鉱産物資源分野における開発協力の展開を奨励している。
(3)持続可能な発展の継続的推進
鉱山の環境に対して、「保護の中での開発」「開発の中での保護」の基本原則を堅持し、鉱山開発の環境的参入基準を厳格にする。このほか各国間で、資源と環境の保護に向けた情報交流や人材育成、共同研究、相互促進を強化する必要がある。
「人民網日本語版」
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