ココアの原料はチョコレートと同じカカオ豆です。カップに注ぐと甘い香りが辺りに漂い、一口飲むとホッと落ち着きますよね。ココアは精神を落ち着かせてくれるだけでなく、老化予防の作用があると言われているポリフェノールや食物繊維、ミネラルなどがたっぷり含まれていて、昔から中南米では「不老長寿の薬」と呼ばれていました。
お肌のサビつきを防いで若々しさを保つ
ポリフェノールと言えばワインやチョコレートに含まれていることで有名ですよね。しわやシミ、たるみなどお肌の老化は、活性酸素が細胞や組織をサビつかせて(酸化)しまうことによって起こります。細胞がサビてしまうと細胞自身の働きが低下し、老化してしまうのです。そこで力を発揮するのがココアに含まれるカカオポリフェノール。抗酸化作用をもつポリフェノールは細胞がサビてお肌や体が老化するのを防いでくれるため、若々しさを保つのに欠かせません。
便秘・貧血・紫外線対策にも!女性に嬉しい成分たっぷり
実はココアにはリグニンと呼ばれる食物繊維がたっぷりで、悪玉コレステロールを減らし、便秘解消にも役立ちます。またココア独特のほろ苦さのもとになっているのがテオブロミンという成分で、こちらには自律神経の働きを調整をしたり、末端の毛細血管を拡張する働きがあるので、クーラー病による冷え性などを改善する効果も。しかもココアに含まれるミネラルには紫外線からのダメージを和らげてくれたり、鉄分不足を補ってくれるため美肌効果もあります。
飲んでも太りにくいって本当?カロリーが気になる人にもオススメ
ココアには刺激が少なく、コーヒーを一日にたくさん飲む・胃腸が弱っているという方にもオススメです。しかもココアは製法の途中でカカオバターとなる油分を取り除いてあるので、チョコレートと比べると脂肪分は約2分の1となっています。現在では低カロリーや砂糖を自分で調整できる商品もたくさん出ているので、健康維持に取り入れやすい代表的な食品の一つではないでしょうか。
|