たまねぎは料理に欠かせない食材ですが、メインになることは少なく、普段は栄養成分のことなどはあまり考えず料理に加えている人も多いのではないでしょうか。しかしたまねぎには料理に深みを与えるだけではなく、現代人特有の問題も解決してくれるパワーを秘めています。
涙の素は血液サラサラ効果!
「たまねぎを切ったら目が痛くなって涙がでた。」この原因はたまねぎに含まれる硫化アリルという成分です。そしてこれがたまねぎ独特の強い刺激臭の素になります。この硫化アリルにはたくさんの効果があるといわれ、その中でも有名なのが血栓をできにくくすることで動脈硬化や高血圧などの予防にもなる"血液さらさら効果"や、ビタミンB1の吸収を助ける、胃の消化液の分泌を活発にして食欲増進させるなどの作用です。そして他にもたまねぎにはケルセチンというポリフェノール成分も含まれており、ガンなどの原因にもなると言われる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
たまねぎで体内の有害物質を排出
最近特に注目を集めるのが「デトックス」という体内の不要な有害物質を排出する効果です。人の体の中には日常生活を通じて環境ホルモンなど有害物質が体内に蓄積されていきます。これらは自然な形のままでは体外に排出することが難しく、蓄積が進んでしまうと生活習慣病や老化、様々な病気を引き起こす要因にもなりかねません。たまねぎにはそのままでは排出しにくいこれら有害物質を内側から排出してくれる作用があることも研究されてきており、特に汚染の進んだ現代人のお助け食材と言えるのではないでしょうか。
身近にあふれて普段その栄養価にはあまり目をむけられない玉ねぎですが、実はたくさんの効能があります。まずは内側に溜まった不要なものを排出し、すっきりとリセットしてから健康な毎日をめざしてみてはいかがですか。
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