夏本番、猛暑はまだまだ続くことでしょう。この高温多湿の気候から起こる体の不調「夏バテ」を訴える人はとても多いようです。 人の身体というのは、周りの気温に徐々に適応するもので、急激に暑くなったり、寒くなったりすると身体のリズムがついていけずに、自立神経の働きが鈍くなり、「疲れる」「だるい」「食欲がでない」などの症状が起きてしまいます。 また、食欲が減ってしまうことによる栄養不足や、暑さでなかなか眠りにつけず、睡眠不足になってしまうことなど、原因も色々あります。 そこで、今回は生活のリズムを狂わせてしまう、夏バテに打ち勝つ方法をご紹介しましょう。
身体に温度差を感じさせない
直接冷気に当たらないようにし、冷房の効いている室内ではカーデガンを羽織るなどして身体を冷やさないようにし、冷えを感じたらぬるめのお風呂にゆっくりとつかりリラックスしながら、手足をマッサージして血の循環を良くしましょう。
冷たい清涼飲料水は避ける
一般的な清涼飲料水(ジュース)には糖分が多く含まれており、食欲が落ちてしまう原因となります。また、冷たいものばかり飲んでいると胃腸の働きを弱めてしまいます。しかし、たくさん汗をかいた場合には、脱水状態にならないようにも、汗で失われるミネラルを多く含んだスポーツ飲料は急速な水分補給としては良いでしょう。
睡眠をよくとる
冷房なしでは暑くてなかなか眠れないものです。しかし、夜中冷房を付けっぱなしでは寝冷えして風邪を引いたり、血行を悪くし、身体に大きな負担を与えてしまいます。起きているうちからクーラーは27℃以上にしておけば、タイマー(就寝後1時間以内には切る)が切れても、急激な温度差を感じず、起きずに深い眠りにつくでしょう。
バランス良く1日3食
ちょっと無理をしてでも1日3食バランス良く食べることが長い夏を乗り切るには重要なことです。 また、ビタミンB群には疲労物質の「乳酸」を減らす働きがあるので、ビタミンB1がたっぷり含まれている豚肉、ごま、玄米等を食べることをおすすめします。
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