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紫外線は要注意(上)
   2005-06-10 11:43:51    cri
 女性にとって、悩みの種である紫外線。

 実は、紫外線の量は5月が一番多いって知っていましたか?陽射しの強い7月や8月は気をつけている人も多いのですが、それでは少し遅いのです!そこで今回は、そんな紫外線に注目してみましょう。

 紫外線とは、太陽光線の一種で、波長の長さによって、A波・B波・C波と3種類に分類する事ができます。C波はオゾン層に遮断されて、地表には届かないので、実際に影響があるのは、A波とB波です。

A波(UV-A)

 エネルギーは弱いが、浴びすぎはたるみ・シミのもと。

 B波に比べると、エネルギーが弱いのがA波です。人体に及ぼす悪影響もA波による日焼けは、サンバーン(皮膚が赤く炎症を起こす日焼け現象)は起きず、すぐに皮膚が黒化します。肌の真皮層まで届き、コラーゲン線維などを破壊するため、たるみやしわの原因となります。また、A波は皮膚内部に透過しやすいだけでなく、窓ガラスを通って、室内に入り、また曇りの日にも要注意です。

B波(UV-B)

 皮膚に炎症を起こす有害な紫外線で、表皮に入り、直接皮膚の細胞を攻撃します。肌にあたると、サンバーンを起こします。そして、サンタン(皮膚の黒化)と肌あれが起こります。サンタンはシミ・ソバカスの大きな原因でもあります。

紫外線による影響? シミ ・ ソバカス

 紫外線が皮膚を攻撃しはじめると、表皮の一番下にあるメラノサイトが紫外線から肌を守る物質を作り細胞に送り込みます。その物質がおなじみのメラニン色素です。

 メラニン色素は、細胞の遺伝子をガードします。こうしたメラニン色素が溜まった細胞が増えると、肌が黒くなります。これが日焼けです。日焼けの原因となるメラニンは、紫外線から皮膚を守る大切な役割を果たしています。黒くなるのは、一概に悪いとは言えないのです。

 紫外線を浴びなくなるとメラノサイトはメラニンを作るのをやめ、そのうち皮膚の新陳代謝によって、メラニンは排出されていくのです。元気な肌(赤ちゃん)だと、1ヶ月程で元に戻ります。

 しかし、紫外線が皮膚を攻撃した時、メラニンがガードしきれずに傷つく細胞があったり、新陳代謝が衰えていたりするとうまく排出できず、シミやソバカスとなってしまうのです。

 現代女性の肌の悩みで、一番多いのはシミだそうです。シミやソバカスのない白い肌は誰でも憧れますよね。 これらは一度できたら治すのは時間がかかるので、日頃からしっかりケアしておきたいですね。

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