20日、下船前に植物棟で記念撮影する「月宮1号」の謝倍珍艦長(中央)、乗組員の王敏娟氏(右)、董琛氏(左)。
同日、モニターが撮影した「月宮1号」内部の画面を紹介するスタッフ。
同日、「月宮1号」での105日の科学試験を終了して下船する
謝倍珍艦長(前)、乗組員の王敏娟氏(中央)、董琛氏(後ろ)。
北京航空航天大学が研究開発した月面基地生命保障人工密閉生態システム実験装置「月宮1号」が20日、中国初の長期的かつ多人数が参加した密閉試験を完了した。乗組員3人が「月宮1号」で105日にわたる科学試験を行い、成功させた。新華社が伝えた。
「月宮1号」は中国が建設した初めての、また世界で3番目の生物再生生命保障基地有人総合密閉試験システムで、中国の月有人飛行や月面基地、火星探査といった宇宙計画の順調な進展を保障し、乗組員の生命の安全や生活の質を保障する上で重大な意義を持つ。
「月宮1号」は総合棟1カ所と植物棟2カ所からなり、総面積160平方メートル、総体積は500立方メートルにおよぶ。総合棟には居住スペースや乗組員の交流・作業のためのスペース、洗面所、廃棄物処理、昆虫ルームなどがある。それぞれの植物棟は2つの植物ルームに仕切られており、異なった独立の環境条件を必要とするそれぞれの植物の成長の必要性に対応している。「月宮1号」は地球の「ミニ生物圈」で、地球を離れた宇宙で乗組員が長期間生活するという目標を実現することができる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月21日
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