中国の仏教聖地、五台山に「禅文化」をテーマにしたホテルが登場して参拝客の注目を集めている。同ホテルの従業員は髪の毛をまとめ、化粧をせず、僧靴をはき、居士の服を身にまとっている。利用者に接する際には彼女たちは両手を合掌し、「阿弥陀仏(あみだぶつ)」と唱える。ホテルのロビーにはお香の香りが満ち、読経の声が流れている。あちこちに見られる書画や茶具、経典、木の椅子といった要素が安らかで縁起のよい寺の雰囲気を作り上げている。五台山を訪れる参拝客たちのために、500人に食事を提供することができる「斎堂」や、50人が一緒に読経可能な「経室」なども設置されている。経営者の趙憲偉氏によると、実際の寺の様子を忠実に再現するよう努力すると同時に、ホテルとしての便利さも提供し、利用客に「禅文化」を体験させている。中国新聞網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月19日
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