20世紀初頭、「冒険家の楽園」と呼ばれた上海には、彼らが暮らした洋館が数多く残る。様々な物語に包まれた洋館は、今も当時の空気を伝え、その空間を利用したレストランやバーは特別な味わいがある。
薩莎餐庁(Sasha's restaurant and bar)は、もと官邸で、旧フランス租界にあり、繁華街の淮海中路に近い。建物は、解放前の財閥、宋家の資産だったもの。「薩莎」は、1920~30年代、上海の社交界で活躍した白系ロシア人の女性で、真紅の服を好んだ彼女は、名士が集うパーティーをここで度々開いていたという。今日でも、「薩莎」は訪れるゲストを赤い色で迎えている。
1階のバーは、ランチとディナー、または仕事の後の一杯のためのスペース。華麗な内装の2階は、西洋料理と、世界各地からのワイン、カクテル、ビールが飲める。特にカクテルは、バラエティに富み、コンテストで何度も入賞している。3階はシガーバーで、高級ワインとシガーが楽しめる。小川が流れる緑豊かなガーデンでは、自然との融合が味わえる。
人民中国インターネット版より
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