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常州市、世界最大の大観覧車が半年ぶりに工事再開

2012-03-30 13:50:15     cri    

 常州市で建設中の世界最大・国内唯一の車軸のない大観覧車は、約半年に渡り工事を停止していたが、来月末に工事を再開することになった。市民からは、常州紫?公園の大観覧車「時来運転」が「尻切れトンボに終わる」と疑問視されていたが、本紙記者は信ぴょう性の高い情報を得た。常州市の同観覧車はこのほど、中国国家質量監督検験検疫総局の安全性能論証および審査を完了し、工事が再開される運びとなった。揚子晩報が報じた。

 情報によると、同観覧車は2009年6月に建設を開始し、高さ89メートル、建設費1億5000万元(約19億5000万円)、鉄枠総重量3000トンを予定していた。内側にはトラス状に組んだパイプによる支えを取り付け、外側にゴンドラを吊るす。昨年7月11日に組み立てを完了し、「世界最大・国内唯一の車軸のない大観覧車」と称された。しかし市民らは、工事現場から活気が失われ、ついには工事が停止されたことに気づき、「資金不足や技術面の問題により、工事がストップしたのでは」とする疑問の声があがった。

 ◆長期間の放置、表面にサビも

 28日に現場を取材すると、遠くからもその巨大さが計り知れ、まさに壮観であった。しかし公園内の工事現場に近づくと、周囲が壁で囲まれ、中に作業員が1人もいなかった。また長期間放置されていたため、大きな円形を描く鉄枠に、サビが見られた。一般的な観覧車は中央に車軸があり、車軸により回転する。しかし車軸のない観覧車は1つの円で、中央にいかなる支えもない。一見した所、確かに不安である。

 ◆安全審査で工事を一時停止、来月に工事を再開

 同観覧車の建設業者の関係者は、「昨年10月から工事が停止されているが、その原因は技術・安全問題ではない。同プロジェクトは、園林局下部組織の常州市緑化工程管理センターが担当しており、2008年に1億5000万元を投資する計画を立てた。資金は園林局が負担するため、資金不足による工事の中止はありえない」と語り、技術問題については、「車軸のない大観覧車の円形構造は固定されており、動くのは外側の24台のゴンドラだ」と指摘した。「同観覧車はこのほど、関連部門の審査に合格し、来月末から工事を再開する。竣工は来年の5-6月を予定している」(編集YF)

 ◆世界で最も高い観覧車トップ10、中国が7席を占める

 広州 広州タワー展望台の観覧車(455メートル)

 北京 朝陽公園の観覧車(208メートル)

 モスクワ スパローヒルの観覧車(170メートル)

 淮南 「智慧之眼」(168メートル)

 シンガポール 「フライヤー」(165メートル)

 南昌 カン江市民公園の「南昌之星」(160メートル)

 ロンドン 「ロンドン・アイ」(135メートル)

 西安 聊城科技パークの観覧車(130メートル)

 台州 東方太陽城の「台州之眼」(126メートル)

 宿遷 水城駱馬湖の観覧車(121メートル)

 「人民網日本語版」より

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