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珍しい三元札が発見、相場は2万元

2012-02-01 09:34:47     cri    

 人民元は中国の法定通貨として毎日使用されている。一元札、二元札、五元札、十元札などの紙幣はよく見かけるが、三元札を見たことはあるだろうか。南京市・南芸後街の骨董品市場で、同市市民の胡さんが三元札を取り出すと、愛好家の注目を集めた。金陵晩報が報じた。

 切手のコレクションが趣味だという胡さんは数日前、南京に遊びに来た温州市の友人に、三元札を一枚プレゼントされたという。「この三元札の現在の相場を知るために骨董品市場に来ました」。

 情報によると、三元札は第2セット人民元に属し、流通期間が短い。当時、ソ連のルーブルが「3」を単位とする貨幣をよく使用していたことから、中国もこれにならい三元札を発行した。三元札の流通が停止されてから60年弱が経過し、当時の三元札のほとんどが銀行に回収され、かつ当時の人々はコレクション意識が低かったため、現存する量は非常に少ない。市場で一般的に見かける三元札の多くは補修されており、価値が著しく低下するものだ。

 骨董品市場のある経営者は、「三元札は全体的に薄緑色をしており、現在流通している一元札より大きめだ。表側の両端には繁体字で三元と書かれ、下部には『1953年』、上部には『中国人民銀行』と記されている。中心には井岡山龍源口の石橋が描かれており、石橋周辺の縁飾りは深緑で、中心の模様は黄色だ。紙幣の裏側のデザインは花柄と国章で、中心には中国語、ウイグル語、モンゴル語、チベット語で『中国人民銀行三元』と書かれている」と語った。現在はネット上でも同種貨幣の取引を目にすることができるが、保存状態が完全な三元札はめったに見つからない。

 保存状態が完全な三元札の相場は約2万元(約24万円)だ。紙幣(特に古い紙幣)を探し求める場合は、数量の少ない珍しい紙幣とその保存状態に注意するべきだ。これらの希少価値は高い。「人民網日本語版」

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