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「春運」目前の速達便業界

2012-01-13 11:23:33     cri    

 春節(旧正月)の訪れを目前に控え、速達便業界の能力不足がオンラインショップを利用する消費者の不満を集めている。少なからぬオンラインショップが速達便の遅配を恐れて配送依頼をためらい、休業を考えるショップも少なくない。

 価格が低いミドルクラスからローエンドの速達便がオンラインショップの際の定番となっている。しかし「春運」(旧正月前後の旅客運輸体制)期間に入って以来、民営の速達便企業の中には長距離配送業務の取り扱いを取りやめる企業も見られる。配達範囲を限定する以外にも、速達企業の中には1日の配達時間を制限するものも現れている。こうした状況に対して、価格が高いEMSや順豊を利用したオンラインショッピングの件数が最近は大きく増加している。「春運」によるオンラインショッピングへの影響は、春節前のビジネス用途での速達便利用の増加や、オンラインショップのセールスキャンペーンが重なったことが原因だ。また社会の運輸能力や速達便業界の人手不足といった原因も重なり、速達便のサービス能力と市場ニーズとの乖離が際立っている。根本的な問題は、eコマースは川下の物流の速達便業界の急激な成長を後押しすると同時に、同業界に大きな負担もかけていることだ。多くの「弱小」速達企業にとっては元々有限の利益空間が、オンラインショップの価格競争によりさらに縮小している。速達企業の営業ネットワークと規模の拡張も制限を受けており、これもeコマースのさらなる発展を制約している。

 中国の速達業界は先ごろ「春節法定祝日期間の速達サービス指導規範」を発表し、速達企業が同期間に休業しないように求めている。多くの速達企業も様々な努力を行って「春運」に対応し、昨年春節前に見られたような業務のパンク状態を回避しようとしている。(編集YH)「人民網日本語版」より

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