高澤真治さんVS.つばめ、大野
高澤真治さんと中国とのかかわり
現在、中国の深圳と香港を拠点にビジネスを展開する企業家の高澤真治さんは、1972年、中国と日本が国交正常化を実現した年、魯迅ゆかりの宮城県仙台市に生まれました。
流暢な中国語を話し、多くの中国人の友人を持ち、中国でビジネスを成功させるコツを著書にまでした高澤さん。小学校の頃の夢は外交官になることでした。中学、高校に進学した後は世界情勢の勉強に興味を抱き、日本の大きな隣国である中国に強い関心を寄せるようになりました。当時、中国語を教わった東北大学に留学中の中国人学生から受けた強いインパクトが、その後の人生に大きな影響を与えたと振り返ります。
日本では、大部分の人が留学するならアメリカかヨーロッパと考えていた時代でした。しかし、仙台の名門高校を卒業した後、高澤さんは中国留学を決意します。第一歩は新聞配達などで学費を貯めることでした。
中国に留学後、日本の大手会社に勤務し、駐在員としての中国滞在を経て、独立。ビジネスコンサルタントの会社を立ち上げ、現在は中国全土のみならず、パンアジアを視野にビジネス活動を行っています。
中日国交正常化後の40年を一人の人生を通して振り返りる企画として、お話の1回目は高澤さんと中国とのかかわりをめぐって、気ままにおしゃべりしていきます。(つばめ)
【プロフィール】高澤真治さん
1972年 宮城県仙台市生まれ、高校卒業後中国留学
1998年 北京大学 国際関係学部卒業
1999年 オムロン株式会社入社。東京勤務を経て、電子部品部門の立ち上げから販売戦略立案と実行。香港・上海・北京駐在。大連・天津事務所長兼務。
2008年 株式会社ミスミ入社。FA国際部門ディレクター海外事業従事(韓国・台湾・東南アジア・インド)。その後中国華南責任者として広州駐在。
日本、韓国、台湾・香港、中国、欧米企業など製造メーカー中心に数万社と取引経験。
2010年 高澤商務顧問有限公司(TBC)を香港・深圳に立ち上げ、会長兼社長に就任。
著書に『それでも中国で儲けなければならない日本人へ』(成甲書房)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |