朝晩の気温もぐっと下がり、こんな季節にはやっぱり鍋が食べたくなります。中国の代表的な鍋と言えば「火鍋」です。名前だけでも体が温まるような鍋ですが、大雑把にいうと、辛いスープのしゃぶしゃぶ（スープにもいろいろ種類があるんですが、ここではカット。地方によっても違い複雑です。何卒お許し下さい）です。日本にも中国の大手火鍋チェーンが進出しているので、日本での認知度も高まっているのではないでしょうか。中国では専門店に行って食べることも多いのですが、家庭でも手軽に出来ます。というのも「火鍋の素」がスーパーで売っているからです。粉末スープにクミン、山椒、唐辛子などの香辛料もセットになっていて大変便利です。これを溶かしたらスープの出来上がり。あとは好みの野菜と肉を入れるだけ。ちなみに私はいつも羊肉をチョイスします。刺激的な香辛料との相性は抜群です。これを食べれば、冷えた体もあっという間に温まり、汗まで吹き出る始末。香辛料の量がハンパじゃありません。

　つい最近、日本版火鍋の素が日本でも売られていることを知りました。帰国の際に食べ比べてみたいと思います！（吉野綾子）