2011中日合同成人式の取材を通じて思う、「成人」ということ
2011年1月10日は日本の「成人の日」に当たります。そしてこの日に合わせて、2011年中日成人式が1月8日、北京の798芸術エリアで開催され、今年年内に20歳を迎える北京の日本人留学生と中国の大学生200名あまりが参加しました。
今回の成人式では、集まった中日の学生たちが人生の先輩や家族からの祝福や式辞を受けたほか、歌、踊り、武術、手品などの豊富で多彩なパフォーマンスなども披露されました。また、両国の学生による書道大会も行われ、成人式の参加者の手で書かれた「中日友好」の文字が掲げられました。こうして中日両国の友情を祝福し、立派な大人になるための決意が表明されました。
参加者が筆を取った中日友好の文字
日本では20歳になると成人と見なされます。日本各地の公共機関は年度内に成人の年を迎える人々を招き、激励・祝福する成人式を行い、講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりします。一方、中国においては18歳が成人年齢です。しかし、日本のように全国一斉に成人を祝う儀式を行うことはありません。今回、中国の学生にとっては初めての成人式への参加だったことかと思いますが、新鮮で楽しく、思いやりにあふれた式への参加は、良い経験になったことでしょう。同時に、今回は北京において開催される初の成人式であったことから、日本の学生にとっても初めての試みでした。こうした場で中国の学生と日本の学生らが交流することで、良好な友好関係が生まれます。そして、こうした交流は両国の相互理解にとって非常にプラスであると言えます。今回の成人式を通じて、中日両国の学生はお互いの文化をより深く理解し、その友好と交流が一層促進されたのではないでしょうか。
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