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程琳

2008-12-24 13:09:57     cri    

 パンダの「団団(トゥアントゥアン)」、「圓圓(ユエンユエン)」が台湾に渡り、台湾の人々、特に子供たちの歓声がラジオやテレビから聞こえてくることを想像しがら、私は思わず、ある歌を口ずさんでしまいます。1985年に大ヒットした歌『パンダちゃん(熊猫咪咪)』です(咪咪は、よく猫の愛称として使われています)。「団団」と「圓圓」をずっと世話をしていた四川の飼育員は、四川大地震の後、毎日この歌を口ずさみながら、パンダたちをやさしく撫でていたそうです。

 「竹の花が咲いた。パンダちゃんがお母さんに抱かれて、星を数えているよ。パンダちゃん、明日の朝ごはんを心配しないでね。私たちが用意してあげるから。自分を支えるように、あなたを支えるよ。自分を大事にするようにあなたを大事にするからね。私たちは同じ空気を吸っているから。この世は美しくなっていくよ」と、歌っています。

 この『パンダちゃん』は歌詞にしても、メロディーにしても、文化大革命の時に歌われたような「硬い」、「精神を高揚させる」といったものがまだ残っていた80年代半ば、庶民の素直な気持ちを表したものとして、子供から大人まで愛されました。

 当時15歳の歌手、程琳さんはセーラー服姿で登場し、それが初々しく、またかわいらしかったため、それまでの中国におけるステージの印象を大きく変えました。そしてやっと暮らしが落ち着いてきた頃だったので、パンダどころか、動物への保護意識が低かったのですが、この歌によってパンダへの関心が高まりました。

 この歌は、中国が改革開放当初、いろいろな規制をかいくぐって流行ったいくつかの歌の一つで、批判を浴びながらも全国で歌われて、今でも好まれています。(文 朱丹陽)

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