これは海南島を歌った曲で、26年前の1982年に作られました。「年中花が咲き、いつ来ても花の香りが漂う。いたるところに果物の木が生えていて、みかん、マンゴー、バナナ、パイナップルがたわわに実り、自由に取ることができる」という内容でした。
海南島の美しい景色と、当時は珍しいことでしたが、果物の豊かさが歌われています。
当時の海南島はまだ広東省の管轄下にあり、開発も全く進んでいなかったが、明快なメロディやまるで理想郷のような歌詞が人々を引き付け、発表されるやいなや、全国で大ヒットしました。
歌詞の中の「天涯海角」は「天地の果て」という意味で、中国では、愛し合っている男女二人がいくら遠く離れても思いあうことを表すとき、よく使われています。
この「天涯海角」という所を見に行こうと、若者をはじめ全国からの観光客が押し寄せ、海南島の観光業が大きく成長しました。今でも地元でよく流され、「島の歌」と親しまれています。(朱丹阳)
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