今日の中国民族音楽は中国の伝統楽器・三弦を紹介しましょう。三弦は今から2000前の秦の時代に、すでに広く使われていた伝統ある楽器です。当時、秦の始皇帝が北方の少数民族を阻止するため、数十万人の労力を費やして万里の長城を築きました。労働者達は音楽で疲れを癒そうと、ニシキヘビの皮を張った三本の弦楽器を作り、休憩時間になるとその音色を楽しんでいました。これが、三弦のはじまりと言われています。また、三弦は、16世紀に日本に伝わり、三味線の原型になったと言われます。では、今日まずお送りしますのは、三弦による独奏曲「瑶族舞曲(ヤオ族舞曲)」です。中国南部に暮らすヤオ族の人々が、お祭りの夜、太鼓のリズムに合わせて歌ったり踊ったりしているようすが目の前に浮かんできます。
秦の時代、中国北方で作られた三弦は、14世紀に南方の江南地方に伝えられました。こうして、音色が豊かな三弦は、中国音楽に欠かすことのできない重要な楽器となりました。

では続いてお送りしますのは、全国作曲コンクールで1位に入賞した「辺寨之夜(辺境の地の夜)」という曲です。1曲目の「ヤオ族舞曲」同様、雲南省の辺境地に暮らしている少数民族の祭りのようすを表現したものです。躍動的で、情熱的な音色は、たった3本の弦で演奏されたもの。本当に驚きですね。
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