ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。新鮮で甘い果物はお子さんの飲食の中で欠かせない食べ物ですね。しかし、すべての果物が子供に向いているわけではありません。子供の体の機能はまだ弱いため、刺激物を含む一部の果物は子供に害をもたらすかもしれません。

　パイナップル。パイナップルは甘くて水分が多く、子供たちが好きな果物です。パイナップルの栄養は豊富で、大量の果糖とブドウ糖が含まれ、人体が必要とするほとんどのビタミンもあります。しかし直接食べた場合、パイナップルに含まれている三つの成分がお子さんにとってよくないケースがあります。皮膚や口腔粘膜に対する刺激や頭痛、アレルギー反応を引き起こす可能性があるのです。正しい食べ方は、パイナップルをいくつかに切った後、少し煮てから食べます。そうする事で、子供にとって良くない成分が破壊されます。もう一つの食べ方は塩水に30分ほど浸し、再び洗ってから食べることです。これにより、アレルギー反応を防ぎます。お子さんが初めてパイナップルを食べる場合は、一口大の小さいサイズを食べさせてください。もし異常がなければ、食べ続けてもかまいません。

　ライチ。ライチの実には豊富な果糖、蛋白質、脂肪、ビタミンCとレモン酸、燐、鉄などがあります。血液の循環に良いなどの利点がありますが、小さいお子さんにとっては少し、危険な場合があります。

　子供が大量にライチを食べると、低血糖の病状が出る恐れがあります。なぜなら、子供の肝臓はライチの果糖を短時間に消化することができないからです。このため、血液中の果糖の濃度が上昇し、尿から排出されていきます。一晩経つと、血液中のブドウ糖の濃度が減少したことから、低血糖の症状が現れるのです。

　ですから、ライチを食べる際には量をコントロールしなければなりません。食後に食べることをお薦めします。

　マンゴー。マンゴーは熱帯果物の王様と呼ばれています。栄養価が高く、蛋白質、糖分、ビタミンC、カロチンが多く含まれています。お子さんの目に良いといわれています。

　しかし、マンゴーは皮膚粘膜に対する刺激作用があるため、洗っていないマンゴーに触れると、接触した部分が熱くなったり、しびれるなどのアレルギー反応が出てきます。子供の皮膚は弱いですから、ぜひご注意ください。そして、喘息、アレルギーの病歴を持つ子供であれば、マンゴーを食べることで持病を再発させる可能性があります。

　アレルギー体質の子供は余り食べないほうが良いでしょう。食べる場合には、食後出来るだけ早く嗽をし、顔を洗ったりしてください。（ooeiei、中原）